無理もないが

仕様に関してチーム外でもらったアイデアを会議で報告したところ、チームリーダーが大変な剣幕で否定*1し始めてびっくり。厳しい日程のプロジェクトなので、少しでも手がかかる気配には敏感になっているらしい。
リスクを回避しようという判断は別に問題ないと思うが、優秀な方にしてはあまり論理性のない反論を必死で展開している姿を見て、ちょうど今読んでいる本で指摘されている「疲弊したエンジニア」はこういうことなのかと思い当たった。
複数の短納期プロジェクトのリーダーを任されてプレッシャーもきついのだろうが、変化への拒否反応がやや異常な点が気になる。馴れた同じ顔ぶれとあうんの呼吸でやってきた方なので、スキルの落ちる新規参入メンバーと組む本プロジェクトが存外ストレスになっているのかも知れない。
更に、組織生え抜きの古株メンバーが同調して反対していたが、そちらもあまりまともとは言えない論理だった。残念だが、まさに本で指摘された状態の実例が眼前に現れてしまった。

*1:「リソースが潤沢なら何でもできるが、時間もメンバー(きっと私のことだな(笑))のスキルもない」とメンバーを前に公言してしまった