メトリクス

以前担当した保守プロジェクトで、XDDPを参考にトレーサビリティ・マトリックスを作り、変更方法もある程度調査した上でコーディングを行ったことがある。このときは担当が一人で変更規模も大きくなく、今思うと理想のパイロットプロジェクトだった。
今日、きっかけがあってこの時の変更行数と実装工数を集計し、初めてコーディングの生産性を計算してみたところ、40LOC/Hという予想以上の数字が出て驚いた。これは過日のカンファレンスで発表されていたいくつかの事例での数字にも近く、XDDPの持つ効果の安定性を示しているとも思える。
この時は変更設計書に書くことをTMに簡略化して追記したので、実は中間成果物は不十分だった。
その辺りをしっかり取り組むことで、更に生産性を上げる余地はありそうだ。
それにしてもやはり、計測は改善の取り組みには必須だと改めて実感する。不具合件数なども集計してみたい。